地元の健康拠点として選ばれる薬局がkakari導入を決めた理由

東京江古田にある「たむら薬局」は、kakariがリリースしてから、いち早く導入いただいた薬局のひとつです。創業者である田村先生は、2005年の開業以来、一貫して地元に根ざした薬局経営を実践されてきました。薬局の待合室で薬剤師が患者さんの相談に乗る姿も、たむら薬局では日常の風景です。

最初にkakariを知った時、何より「かかりつけ薬局化を支援する」というコンセプトに関心を持ったという田村先生。薬局経営への思い、そしてkakariの導入についてお話を伺いました。


地元に根ざした薬局を目指した理由

地元への想いと偶然の再会が薬局経営の決意を後押し

薬剤師という職業は、幼いころからすごく身近な存在でした。近所の薬局薬剤師の先生が親切で、困った時のみならず、日常の買い物でもたくさんのお話をしてくれました。そしていつしか憧れを抱き「身近で親身に相談される医療者になりたい」という想いを持つようになり、薬剤師を目指す決意をしました。

薬学部卒業後、ドラッグストアで働き始めて1年くらい経ったある時、地元江古田で幼いころからお世話になっていたあの先生にばったり再会しました。先生は薬局を近々閉じられる予定だったんですけど、できれば地元の人間に引き継いで欲しいということで、「田村くん、やってみない?」と声をかけられたんです。

それがきっかけで先生の薬局で働かせてもらいました。先生の薬局は調剤、OTCはもちろんのこと、居宅支援事業所までやっていたんです。地域の人もどんどん相談に来る感じで頼りにされているのが目に見えてわかりました。僕の理想に近い形で薬局運営をされていたことに感動して、僕にも同じようにできるのかもしれないって気持ちが芽生えて、薬局経営を決意しました。そこからは、もう必死で様々な人から経営ノウハウを学び、2005年に開業しました。

たむら薬局は江古田だけに4店舗展開し、真に地元に根差している

僕は江古田で生まれ育ったこともあり、地元の人たちとの繋がりを通じてエリア別の特色が細部まで見えてくるんです。それを薬局経営に活かしながら、繋がりによってやれる範囲を増やすことが出来てきたと感じています。なので、地元のみなさんの健康にもっと貢献していこうとの想いで、他の地域に広げるというよりは、江古田にどっぷり浸かっていく気持ちが強くなっているんだと思います。


kakari導入の決め手と患者さんの反応

「たむら薬局さん専用のアプリなんだね」自薬局専用アプリとして薦められる魅力が決め手

やはり「自薬局専用のアプリ」として薦められる点ですね。患者さんに薦めた時も反応が良いんですよ。「うちの薬局用のアプリを始めたんです」って言うと、皆さん「凄いわね」って好意的な反応が返ってきてすぐインストールしてくれて、操作もすごく簡単なので機能などを細かく説明しなくても使ってくれます。

kakariって、アプリを開くと画面いっぱいに自薬局が表示されますよね。それだけで、患者さんと薬局の距離がぐっと近くなると思いますし、患者さんに「たむら薬局が、自分のかかりつけ薬局だ」という意識を持たせることができる。処方せん送信での利便性だけじゃなくて、チャット機能をはじめとした患者さんとの繋がりが強化できるアプリだと思います。

(kakariアプリの操作画面。左のTOP画面から、ワンタッチで処方せん送信が可能)

「いつもの薬局」へワンタップ 患者さんに確実に使ってもらえることを実感

今までは、同じような機能を有するアプリを薦めても会員登録が複雑だったり、操作方法がよくわからないなどで結局利用されなかった印象が強かったのですが、kakariはとにかく簡単に使えて、薬局の利便性が上がって喜んでもらっているなって実感があります。「薬のお渡しが早くなるので、事前に送っておいてくださいね」って言うと、確実に次回から使ってくれます。

今では、毎月100枚ほどkakariで処方せんが送られてきます。導入して4ヶ月で、アプリを登録している患者さんが約250人いるので、ほとんどの人はインストールした後に1回以上使ってくれているんじゃないかな。

(kakariの販促ボードとチラシ。たむら薬局さんでは、チラシを一緒に手渡しながらアプリのインストールをおすすめしているそうです)

年齢を問わず、高齢の方でも直感的に使える設計

kakariを一番使ってくれる層は子育て中のお母さん、お父さんですね。お子様のお薬の場合は、比較的時間がかかることがあるので、待ち時間短縮といった利便性から使ってくれています。また、kakariは処方せん送信時にお子様の場合、体重を聞いてくれるので、薬局側としても助かっています。

あと、僕もはじめは高齢の方には使われないかなと思っていたんですけれど、驚くことに 70代、80代の方でも使ってくれています。スマホさえ持っていればインストールしてくれますし、使い方の問合せを受けたこともない。説明しなくても画面を見れば、直感的に使える作りになっているのが良いのだと思います。これまで使った薬局アプリの中で一番使いやすい、と感動まじりに言ってくれた患者さんもいましたね。

ただもちろん高齢の方の中には、今からスマホを使うのが難しい方、そもそもお持ちでない方もいらっしゃいますが、そういう人たちが介護を必要とされるようになるなどで日常的に薬を取りに来れなくなった際はご家族が代わりにいらっしゃったりしますから、そういうときにも、kakariがあれば便利だと思います。


増え始めた既存患者の新規処方せん

既存患者さんが今まで持ってこなかった医療機関の処方せんを持ってくる

特に最近目立つのは、既存患者さんが、kakariを使って遠くの医療機関の処方せんを持ってきてくれる例ですね。kakariで送ると待ち時間短縮になるので、これまで門前薬局に出していた人が、自然にうちに持ってきてくれるようになったのではと思います。実際、数字の上でも応需医療機関は増えていて、最も多くの医療機関の処方せんを受けている店舗では、直近で応需医療機関数が約15%増加しました。kakariは新規患者さんの処方せんを増やすのではなく、既存患者さんの処方せんを一元化するという、まさに「かかりつけ薬局化」を支援してくれています。

患者さんの「不」を解消し、距離がもっと近づいた

 あと、処方せんとは違うんですけど、いままでほとんど何も話してくださらなかった患者さんが、kakari利用後にちゃんと対話してくれるようになった事例がありました。ある時その患者さんが「いつも出来上がりを待つことに不満があったんだけど、kakariを使うと出来上がってから来れるようになって良かった」と機嫌よく話してくれ、こちらから色々と状況を聞けるようになったんですね。患者さんの抱える「不」をひとつ解消すると距離がぐっと近づきますね。また、同様の不満を抱える患者さんは、きっと他にもいると思うんです。薬局での待ち時間が減って便利になれば、話もしやすくなるし、じゃあ他の病院の処方せんも持って行こうかな、とかかりつけ薬局選びのきっかけにもなるんじゃないかと思ってます。


薬局起点の健康情報をkakariでより広く発信

来局時以外にも患者さんへの情報発信がいつでもできる

薬局は地域の皆さんにとって身近な医療提供施設です。昨今、薬局に求められる役割は、国が出している患者のための薬局ビジョンでも「対物から対人へ」と表現されるように、一人ひとりに最適な医療あるいは医療を受けるための情報を提供していく必要があると考えています。

たむら薬局では薬剤師による医薬品を中心とした指導・支援だけでなく、管理栄養士による栄養指導も一緒に行うようにしています。
定期的に薬局のニュースレターを出したり、健康情報を折込チラシで入れたりしています。あとは、地域包括支援センターと連携して、栄養士にセミナーをやってもらったり。管理栄養士による情報発信はこれからも力を入れたいのです。地域のみなさまに確実に情報を届けるには、従来の取組に加え、kakariの「お知らせ一斉配信機能」を用いることで一気に届けられるので便利さを感じています。

患者さんと双方向にやりとりできるチャット機能は、コミュニケーションを円滑にしてくれる

チャットでやり取りする内容は多岐に渡るのですが、医療に関するやりとりだと疼痛緩和のモニタリングに使われている事例があります。痛みの度合いや薬の残量など、必要な時にすぐやりとりでき、ちゃんと文字で残るところも良くてお互いに認識の齟齬などが減らせるので安心です。これは最適な薬学管理につなげられている事例だと思います。

あと日常業務の観点では、簡単な連絡に使っています。例えば、不足薬や薬剤調製に時間がかかる場合などは患者さんにチャットで事前に連絡します。電話だと繋がるまで何回も連絡しないといけなかったりしますけど、チャットなら送って既読がついたら完了なので、コミュニケーション業務の負担がかなり減りましたし、患者さんからも好評です。

他にも、服薬期間中のフォローが必要と思われる患者さんにはチャットで連絡したりしていたのですが、それに関しては、kakariの「服薬フォロー支援機能」がフォローメッセージを指定の日時に自動配信してくれるので、業務負荷軽減につながる期待を持っています。

(参考)kakari「服薬フォロー支援機能」 詳しくはこちらから


地域密着型の薬局を目指すならkakari

地域の人々の健康な生活に貢献したい薬局に薦めたい

地域に根付いて、ちゃんと選ばれて、頼られる薬局を目指している薬局さんに、ぜひお薦めしたい。kakariの機能の中核は、患者さんとの繋がりを深め、地域へ情報発信をする機能、いわゆる対人業務の支援機能です。地域の情報、資源を正確に把握し、ひとりひとりの健康を支援し、薬局での健康体験者を増やしたいと思う薬局さんに、ぜひ使って欲しいですね。

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